【感想】放課後シンデレラ 全√終わり!

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個別√よりも付き合うまでが圧倒的に楽しかった!

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放課後シンデレラ

HOOKSOFT様から2020/08/28(金)発売の「下校がロマンの純愛学園ADV」です。

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放課後シンデレラ
のタイトルですが、シンデレラの物語って王子様がガラスの靴を探すお話なので、

放課後にヒロインのガラスの靴を探そう、というメッセージが込められているそうです!

 

未プレイの人は体験版の感想を!

本編のネタバレは隠すようなコマンドを使用していますが、

ネタバレに敏感な方は、前に書いた体験版の記事を見ていってください!

【感想】放課後シンデレラ 体験版

 

全体の感想

下校描写へのこだわり

放課後に焦点を当てていると聞くとスケールが小さそうに思えますが、下校の描写へのこだわりを感じました。

まず帰り道を決める場面です。

サブキャラのゴローの占いによって、どこに寄り道すればどのヒロインに出会えるかが予測できるので、それに基づいて自分で下校ルートを選択します。

次にヒロインに声をかける場面です。

背景CGにヒロインがいて、そこで声をかけるかかけないかの選択肢があるのが、とても新鮮に感じました。

次に、ヒロインと一緒に帰っている場面です。

斜め前向きな立ち絵で、一緒に帰っている雰囲気が表されています。
こういった描写も他の作品ではあまり見かけないので、よかったと思います。

一緒に帰っている場面での、時間経過の概念です。

左上のゲージが一緒に帰る距離を示していて、会話が発生する回数を意味しています。
つまりこのスクショでは4回分会話が発生します。

その中で発生する選択肢で、ヒロインの好感度を上げるものを選び、正解すれば次の会話イベントに進みます。

選択肢の最適解は、ここまでのヒロインとのやりとりがヒントになっている場合が多く、だいたいはなんとなく予想できます。
一部予想外な選択肢が正解で「わかるわけねーじゃん!w」ってなることもありましたが…笑

そしてこの時、ヒロインの好感度を上げない選択肢を選んでも、帰り道ゲージは進行してしまうので、
選択肢しだいで、その日の好感度の上昇量が変わってくるわけです。

次に好感度の概念です。

ひとつ前でも好感度について触れましたが、下校中の選択肢によって好感度が上昇し、
♡が12コになると告白イベントが発生し、告白すれば個別√に入ります。

とは言え、♡12コ分を稼ぐリミットは20日分あり、1日に♡2~3コくらい好感度がたまっていくので、
ちょっとくらい寄り道をしても大丈夫な、優しさ設計になっています。

さらに、こんなの面倒くさいわ!と思う人のためなのか、2周目からは右上にショートカットボタンが追加され、
クリック1つで目的のヒロインに出会える下校ルートがセットされます。

ここまでやってくれるとは…!

 

と言うわけで、ゲームのシステム面でかなりオリジナリティにあふれています。

ここが本作品の強みであり、主体的に進めていく感じが本当に楽しかったです。

 

高校生あるある

毎日の放課後を迎えるまでの学内でのかけあいが、高校生あるあるで、見てて楽しかったです。

内容は些細なことで、一見しょーもないのですが、
「確かに高校生テンションってこんな感じだよなw」と思えて、懐かしくなってテンションあがりました。

 

ヒロイン視点がかわいい

ヒロインとのイベントが進むにつれて、ヒロインが主人公を意識し始めるのですが、

その描写がめちゃくちゃかわいかったです。

 

登場キャラのネーミング

ヒロインの名前は、キャラゲーとしてわかりやすくしているらしいです。

  • 田寄 多乃実(たより たのみ)は頼りにしたい
  • 長南 陽佳(おさなみ ようか)は幼馴染
  • 築島 つくし(つくしま つくし)は尽くしたい
  • 宇佐川 雪子(うさがわ ゆきこ)はウザかわいい
  • 王城 茉莉愛(おうじょう まりあ)はお嬢様

また、主人公の名前は「公住 清史郎(くずみ きよしろう)」なのですが、
「主人公」をひっくり返して「公イ主」だそうです(生放送より)。

さらに、ヒデやゴローやミサちは本名とは一切関係ないニックネームらしく、全ヒロイン攻略した後の周回で、不意打ちを喰らいました。

サブキャラの名前もわかりやすくしてあって、この人の登場シーンは笑いましたw

 

個別√の盛り上がりに欠ける

盛り上がりに欠ける、と言うと言いすぎなのですが、やはり放課後がテーマのふつーの学園恋愛モノで、
タイムリープやグランドエンドモノのように重い話題もありません。

付き合うまでのシステムが良すぎて、逆に、個別√のインパクトがやや駆け足で物足りなく感じる面もありました。

 

ほぼみんな恋愛スポットが同じ

たしかに眺めがいい高台は、恋愛スポットとして王道かもしれませんが、

いろんなヒロインで話題にされては、心境が複雑です…!!笑

 

背景CGが多い

寄り道でいろんな場所に行くため、それに伴って背景CGがかなり多かったように思います。

このへんも作品への気合の入り具合を感じて良かったです。

 

天井スレスレの主人公のベッドがノータッチ

背景CGを見た時のインパクトに加えて、作中でわざわざ自虐?までしていたのですが、

最後までほぼノータッチでした。

唯一、陽佳ちゃん√だけは触れてくれましたが、
他のヒロインの√では何事もないように進行し、常にしこりが残っているような感覚でした。

 

個別√感想

雪子→多乃実→つくし→茉莉愛→陽佳、の順にプレイしましたが、攻略順は特に気にしなくていいと思いました。

 

1人目:雪子√

全ヒロインを終えて感想を書いていますが、個別√はいちばん良かったと思います。

1人だけ先輩なので、やはり卒業がネックになってくるシナリオは予想通りでしたが、
雪子さんが実は寂しがり屋なのは予想外で、その一面がめちゃくちゃかわいく描写されていたのがよかったです。

声優の北大路ゆきさんの、奇声に近いボイスがめちゃくちゃツボなのですが、今作でもやってて本当に楽しいヒロインを演じてくれていました笑

急に性癖の話ですが、ぼくはおしっこが好きです。
おしっこがあると思わせておいて実は潮吹きという展開が…許せないのです笑

それに、外なのはまだ許せるとしても路地裏ってのもなんか…。

エンディングは、何と言うか、ダメダメになっていく先輩に賛否あるかもしれませんが、これはこれでよかったと思いました。

 

2人目:多乃実√

たのみちゃん、ふつーに考えて変人・アホの子(笑)だけど、やってて楽しかったです。

あと初めての彼女って感じ、いろいろ新鮮でピュアな感じが、かわいかったです。

上の方で「この作品は背景CGにヒロインがいるのが良い」的なことを書きましたが、多乃実ちゃんのお尻が草むらから出てるのがいちばん良かったですw

あと、最後にちょっとだけ違和感のある選択肢が出てきましたが…

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両親が幼いころに亡くなっていて、最初恋愛スポットの高台で主人公に出会った時は運命だと思ったが、なんでも運命にしてしまうと幼いころに両親を亡くしたのも運命だと片付けてしまうことになり、それが嫌で、これまでも2人で築いてきたものだということで運命なんてない。って話?

 

3人目:つくし√

活舌でかんじゃうのと、小動物っぽいのと、食べるのが好きですぐ顔が赤くなっちゃう後輩ちゃんは、
めっちゃかわいかったです。

はい、かわいい♡

背景CGについて、多乃実ちゃんのお尻が圧倒的インパクトを放っていたのに対して、
つくしちゃんは背景に溶け込んで存在感を消していたのが、じわじわ来ておもしろかったです。

そう言えば、つくしちゃんだけシンデレラ要素?っぽい展開がありました。

シンデレラと言えば、12時で魔法が解けてガラスの靴以外のアイテムが消えてしまう設定があると思うのですが、つくし√では夜の12時に主人公と会うイベントがありました。

ですが、シンデレラ的な展開はまったくなく、ただ「人が少なそうな12時」に集まっただけ、という説明がされて、、、なんか残念でした。

他にシンデレラっぽい描写として、ウエディングドレスを着るシーンもありましたが、
そこでもシンデレラのワードが出ることもなく、せっかくタイトルにつけるならそれっぽいイベントもあってよかったんじゃないかなと思いました。

あと、そのウエディングドレスのイベントで、

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自然な笑顔が作れない→つくしちゃんとの絆の深さが足りない→同棲、みたいな展開になりましたが、正直イマイチでした。

また、ちょっとしたシリアス要素みたいな話で、

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つくしちゃんが昔飼っていた犬が死んでしまった話があり、それが主人公が似ているからピンと来た、みたいな話もされましたが、

そこシリアスいる?と思いました。

なんか無理やりいい話にしようとして突っ込んだ感がしました。

とにかく食べることが好きすぎでしたw
けっこういいシーンだったのに笑っちまいましたww

 

4人目:茉莉愛√

他のヒロインとは、放課後の下校を通じて順当に?仲良くなっていくのに対して、この子だけは異質でした。

正直、最初はその異質さに違和感があって、
「他校の生徒ってたまたま電車一緒になるとか、帰り道一緒になるとかって出会いの方がリアリティあっていいんじゃないかな」

なんて思っていましたが、ここまで3キャラを攻略してきて、個別√のリアルさが逆にインパクトに欠けるように感じていたので、

帰っていい刺激になって「異質なのが逆にいんじゃね!?」と高評価に転じてました。

ここまでの高校生の放課後でありえそうな話、からは大きくぶっ飛んでて、エロゲっぽいと言えばそう言う感じが良かったです。

ちょっとキザなセリフを冗談っぽく言ってもそれっぽくなるのも、他のヒロインにはない良さだったと思います。

子どもの頃の出来事が~のくだり、基本的にあまり好きじゃないのですが、

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昔から引っ込み思案で初めてみたショーで指名されて緊張して本当のことのようにおびえてしまって、一緒に舞台に上がっていた主人公がヒーローに見えた、ってのが筋が通ってて良かったと思いました。

お嬢様らしく、お金の使い方がぶっ飛んでるのも笑いましたし、

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ヘリの展開は急で意味不明だったけど、正直くそ笑いましたw

また茉莉愛√は学園のサブキャラと関わりがない代わりなのか、唯一パパとママに立ち絵があり、
ママに関しては裸立ち絵まであり、いきなり脱ぎだした時には思わず笑ってしましたw

フィナーレについても、

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ゲームでバトルするなんてちょっと癖があるように思いましたが、まぁいろいろぶっ飛んでる√ですし、よかったと思いますw

 

5人目:陽佳√

細かい会話とかは楽しいけど、個別√についての全体のシナリオはイマイチでした。つくしちゃんと同じで無駄シリアス(ってほどでもないけど)と言うか…。

幼馴染と言えば過去の約束を引き合いに出して「この子を幸せにしてやらないとな」感が出るヒロインも多いと思いますが、

陽佳ちゃんはそんなことはなくて、幼なじみ特有の距離感と言うか「本当の良さをわかってるわ」って感じでした。

これは笑いました。ホントは突っ込むところではないのだけど…()

シナリオがイマイチと言ったのは、主にフィナーレについてで、

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急展開ってほどではないけど、急に陽佳ちゃんの機嫌が悪くなります。

理由としては転校に伴って主人公と距離を取り始めていたのですが、「まぁ読めるんだよな」って感じです。

そして急に感情的になられても、取ってつけたような唐突さについていけないというか…。

 

まとめ

作品のスケール自体は放課後って言うありふれたもので、シナリオとしてもそこまで濃いわけではないですが、ボリュームとしてはかなりあったと思います。

そう言った意味で、タイムリープ系やグランドエンド系と比べると、個別√のインパクトにはやや欠けますが、

作品のシステム面でのオリジナリティは高く、この作品にしかない楽しさがあり、

多少の減点要素をもろともしない、20周年にふさわしい完成度なんじゃないかと、と思いました。

 

うむ。けっこう書いたけど、一言で言うと、かなり良かったですw

まぁそんなところかな!

 

それでは、ここまで読んでくれてありがとうございました…!

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