【感想】創作彼女の恋愛公式 体験版

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クオリティは高そうでしたが、購入のハードルを越えては来ませんでした。

創作彼女の恋愛公式

Aino+Links様から2021/11/26(金)発売の「~~~AVG」です。

原画:有葉、九条だんぼ(SD)

シナリオ:工藤啓介

 

ヒロインとCV

ヒロインは4人です。

彩瀬 逢桜(あやせ あいさ):CV.明羽杏子、幼なじみ、小説の執筆のライバル、活発な明るい子。

月見坂 桐葉(つきみざか きりは):CV.夏峰いろは、主人公の推し声優の中の人、演技派で裏表がある、同じ学園の同級生。

凪間 ゆめみ(なぎま ゆめみ):CV.くすはらゆい、主人公の居候先の従姉妹、エロ漫画家、引きこもり。

雪妃 エレナ(ゆきさき えれな):CV.葉月ひかり、不思議系年上のお姉さん、お嬢様、官能小説を読んでいる。

 

体験版5時間のシナリオを1分に要約

体験版では共通√の第1話・第2話をプレイすることができ、ヒロインを絞る選択肢はなく進みました。

体験版の内容すらネタバレと思う人は見ない方がいいです。

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主人公はライトノベルを執筆するクリエイター。
しかしある日を境にまったく筆が進まないスランプに突入していた。

創作活動に特化した高校に進学し、そこで幼なじみの彩瀬逢桜と再開する。
逢桜は幼い頃から何をするにも張り合っていたライバルだったが、今は誰でも知っている超有名ライターとして成功していた。

その逢桜と、学園の課題でペアを組むことになる。
課題の内容は初恋の男女の恋愛模様を題材にした小説だった。
お互いを初恋の相手として意識してしまい、さらに主人公のスランプのせいで、課題は進まないでいた。

そんな姿を見かけた雪妃エレナは、初恋に決着をつけるようアドバイスをした。
そして主人公は、逢桜はあくまで初恋の相手”だった”と割り切るのだった。

初恋の小説を書くために、主人公は恋をしてみようと考えた。
相手として真っ先に思い浮かんだのは、好きな声優で且つ同じ学園に同級生として進学していた月見坂桐葉だった。

桐葉とは科が異なるため学園での接点はなかったが、街で偶然出会うことになる。
主人公がペンネームを名乗ると、その名前を知っているようだった。
そして、主人公の手がけた作品に共感したという理由で、桐葉から逆告白をされる。
2人はまだ恋愛感情がなかったため、恋人(仮)になることにした。

声優としての演技が好きなだけだった主人公は、桐葉と過ごすうちに
中の人である桐葉のことが好きになっていった。

そして季節は廻りクリスマス。
クリスマスのデートで主人公から告白する。
しかし桐葉からは「別れましょう」と告げられるのだった。

 

感想

モチベーショングラフ

プレイしている時のモチベーションの変動をグラフにしてみました。
※モチベーションの推移であって、作品の最終的な点数ではありません。

これに沿って感想を書いてみようと思います。
(初めての試みなので見にくかったらすみません)

 

FHD高画質

起動していつもよりウィンドウが大きくて設定を間違えたかと思ったのですが、そもそも高画質でした。

自分は4Kモニターを使っているので、解像度がいいほどテンションがあがります。

 

背景が綺麗

解像度が高いのに加えて、背景も綺麗でした。
もはや写真に見えるような、でもイラストっぽいテイストを保持した背景が、ものすごく良いと思いました。

 

文字が読みにくい

デフォルトだと文字色が「白」テキストウィンドウも「白」で、
コンフィグでも色を変更できないのでちょっと読みにくかったです。
どちらかを「黒」にした方がいいんじゃないかと思いました。

自分は、テキストウィンドウの透過度を50%くらいに調整し、太文字を解除して影の面積を相対的に増やすことで、
背景が暗ければ白い文字が見えやすく、背景が白ければ文字の影によって見えやすくしたら、違和感はなくなりました

目パチ・口パクすごい

目パチは数年前くらいから取り入れた作品もちらほらありましたが、
口パクは初めてだったので、ものすごく新鮮でした。
(スタディステディのLive2Dが動くので別)

違和感なく動いていて、作り込みを感じました。

ヒロインがかわいい

これは体験版をDLする前から気づいていたのですが、ヒロインがかわいいです。

原画担当は有葉さんという方らしいです。あるふぁと読むみたいです、調べました。

好きな声優さん

これは個人的な加点ポイントでしかないのですが、
好きな声優さんが担当されていてちょっとモチベがあがりました。

初めて聞く声で「誰だろう」と思ったら新人声優さんだったみたいです。
確かに新人っぽいさは感じましたが、儚げな感じのヒロインに合っていると思いました。

オタクな主人公

このへんはまだ平凡なオタクで、かわいいもんだと思っていましたが、、、

ヒロインを振り回している感じが、ちょっと気に食わなくなってきました。

一方で、ゆめみちゃんのガチオタク感はものすごく好きでした。

逢桜ちゃんがいい子過ぎる

主人公が、自分の趣味を押し付ける悪質なオタク像であるのに対して、
逢桜ちゃんは、主人公に合わせてちゃんと着いてきてくれるパーフェクト幼なじみヒロインで、逆にもう最強でした。

あまり接点のないヒロインからの逆告白

主人公のが好意を寄せる声優さんが、なんと同じ学園の同級生なのですが、
街でちょっと会ったくらいで学園で逆告白されます。

一応理由はあって、主人公が手掛けた作品をプレイしてハマったらしく、
「その人なら恋人にふさわしい」みたいな感じで、形式上の恋人になります。

ここの、ヒロインと一気に近づく展開が、自分には合いませんでした…。
うなぎ上りだったモチベーションが一気に冷めました。

基本的に、
主人公が現在進行形でがんばってがんばって
その姿を見てヒロインが惚れる展開が好きです。

最初から特殊な力があったり、過去の栄光に惚れる展開は、
”今”をプレイしているプレイヤーからすると面白みに欠けます。

たしかに自分も好きな絵師さんや声優さんと「結婚したい」と思うことは多々ありますが笑、
それはあくまで「好き」の最上級で形容している誇張表現であって、

なんというか、そこには上下関係があるというか。。
その人の隣に並びたいとは、思えないんですよね。

むしろ奴隷にしてくださいって感じ。(伝われ…笑)

恋人(仮)になってから恋をする展開に飽きた

もう1つ、モチベーションが大きく低下した理由を言うと、
どこかで見たありきたりな展開だから、ですかね。

日常を舞台に、リアルではありえない展開が起きるのが2次元のいいところですが、
幼なじみと再会し、好きな声優さんと同じ学園の同じ学年で、さらに逆告白で恋人(仮)になる展開は、
さすがにやりすぎかなと思いました。

ここで堪忍袋の緒が切れた、という感じですかね。

そこまでは特に違和感もなかったですが、
こうやって3連コンボを決められると、急に冷めてすべてが都合よすぎに見えてきてしまいました。

あとこの「恋人(仮)」の展開を見せられたことで、
「恋人(仮)から(仮)が外れるいつものか~」と、この後に続く数日間の内容がすでに読めた気がして
先が気にならなくなってしまいました。”モチベの低下”を別の言葉で言うと、こうですね。

合わなかった2つの理由

ちょうどこのあたりで第1話が終わったのですが、

  • 主人公が、ヒロインに趣味を強要する嫌なオタク像
  • 都合の良いありきたりな展開

の2つに嫌気が差してしまい、プレイを断念しようと思いました。

が、まだヒロイン2人中、実質2人としか接点がない状態だったので、
スキップ機能を使いながら最後まで流し読みをすることにしました。

二度目のヒロインないがしろ事件

このへんからスキップ多用でまじめに文章を読んでいないので、もしかしたら間違ったことを言うかもしれません。

執筆のスランプに陥っていた主人公が、ヒロインとのデートを通して急激にモチベが上がってくるのですが、
夜景を見に行きたいヒロインを放り出して帰宅しようとします

まぁ一応これは半分ネタ、というか、

愚痴っているヒロインに主人公が鉢合わせる、っていう笑いありの展開が待っているのですが、
それでもヒロイン放り出して帰ろうとするのは「ヤバいやつじゃん」と思いました。

実は桐葉ちゃんの方に恋心はまったくなくて、演技でお付き合いしているので、
主人子に帰宅されても元々ない好きな気持ちが冷めることもなく、ただの知り合いに対して呆れると言う感じになります。

ここで「それでもなお好き!」みたいな展開になっていたら、確実に投げてました。

やっぱり逢桜ちゃんは神

(仮)の関係を見抜く者がいます、恋人(仮)でよくある展開です。
真のヒロイン逢桜ちゃんが報われてほしい。

水着回

水着の立ち絵があってモチベがあがりました。かわいいは正義だよ…。

また逆告白

もともと何を考えているのかよくわからないミステリアスな雰囲気はありましたが、
いきなりの「貴方の事が欲しい」には違和感を覚えました。

巡る一年、冬服あり

これはプレイ後に気付いたのですが、このゲームは春夏秋冬がありそうです。
上で水着立ち絵に感動していましたが、冬服まであって作り込みを感じました。

 

まとめ

上に書いた2つの理由で、最終的にモチベーションが大きく低下し、
スキップしながら体験版を終えることになりました。

最後に付け加えると、逢桜ちゃんがいい子すぎて、
それに甘えて雑に接する主人公に気分を害したのも大きいです。

”好きだった”ヒロインとして逢桜ちゃんを振る(振ってはない)のですが、
どう見ても今も好きだろ!って思うようなやりとりでした。
この後の展開を考えたら、幼なじみ2人がくっつくのは他ヒロインへの発展がなくて都合が悪いのはわかるけど…。

 

最後に

ややネガティブな感じになってしまいましたが、これはあくまで自分には合わなかっただけで、
作品のクオリティ的には非常に高く万人受けしそうな点ではおすすめです。

ヒロインもかわいいし、背景も綺麗だし、システム面も不自由ないし、
そして何より文章が読みやすい

上のモチベーショングラフでは特に書きませんでしたが、文章が読みにくい作品は早々に積んでしまいます。
その点、最後まで快適にプレイできたのは、いちばんの推しポイントです。

 

繰り返しますが、
めちゃくちゃ悪かったわけではなく
て、なんかちょっと合わなかった感、です。

自分は、購入ハードルがめちゃくちゃ高いだけなのです。。
実際に購入して「これやってみたら神ゲーやったで!」って反論してもらえるのを待ってます。

 

まぁそんな感じで、
主観的な意見が多かったかもしれませんが、購入の参考になったら嬉しいです。

がんばってブログを書いた甲斐があります笑

それでは、ここまで読んでくれてありがとうございました!
「創作彼女の恋愛公式」は、2021年11月26日(金)発売です!

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